お金

【簡単】誰でもできる貯金の方法

この記事の目的

誰でも再現性の高い貯金の方法をわかるようになること。

実際に私は10年前までは貯金が全くありませんでした。それが今では3,000万円以上の資産を持つようになりました。非常に再現性の高い貯金方法だと思います。

お金があることで人生の主導権をある程度、握ることができます。主導権を握ると言うことは人生の選択肢の幅が広くなると言うことだと思っています。またお金がないとギスギスしますよね。逆を言えばお金があれば余裕が生まれるので家族にも友人にも知り合いにも優しくなることができます。

あっても損はない「お金」を貯金する方法をここではお伝えしていきます。

具体的な簡単貯金方法

具体的な簡単貯金方法は下の4つだけでできるようになります。本当に簡単なのでまずは真似することから始めてもらえればと思います。

  • なかったこと貯金(事前天引き)
  • 無駄な固定費を見直すこと
  • 生活水準を上げないこと
  • 家計簿をつけること

上記の簡単4項目を実践するだけで家計がグッと変わってきます。この4つは一度設定することで継続的に貯金できるようになるので本当に簡単です。たった一度の作業で生活の質を下げずに貯蓄体質になるのでサクッとやってしまいましょう。

なかったこと貯金(事前天引き)

貯金をする上で特に大切なのは「無理なく長く続けること」です

貯蓄する習慣がついていない人はまず環境を作ってしまいましょう。

そこでおすすめなのは「自動定期貯金」の活用です。

給料日に合わせて給与入金口座から定期預金口座に強制的に移動させてしまいましょう。

そうすれば定期預金口座から手付きしないと引き出せなくなるため、引き出しが面倒になります。これが結構な抑止力になります。また普通預金口座の残高と分かれるので普段は普通預金口座とにらめっこしましょう。

そして定期預金口座は放っておきましょう。忘れるくらいがちょうどいいです。

これでなかったこと貯金の環境の出来上がりです。

お次のお題はどのくらい貯金すれば良いのか?という点です。

【貯金初心者】

「手取りの10%」を目安に始めると良いです。これはよく一般的に言われている目標貯蓄率です。書籍「バビロンの大富豪」にも記載されている「収入の1割を貯蓄せよ」です。

年収の手取りが仮に300万(月手取り20万:賞与30万×2回)であれば年間で30万を目標にしましょう。

ここで注意なのは年間目標30万だからと言って毎月2.5万円を自動定期貯金で設定してしまうと、賞与月以外に使えるお金が17.5万円になり厳しい生活を強いられることになってしまいます。自動定期貯金の設定額を適正に決めておくことで、安定した生活を送ることができます。

ポイントは「収入の多い月から多く貯金に回す」です。

20万円の手取りの月は2万円貯金に回し、賞与が加わり50万円の手取りの月は5万円の貯金をするようにすればOKです。普段の生活の質を落としすぎず長続きするようになります。

【貯金中級者(もしくはやる気満々の方)】

すでに貯金を始めていて加速させたいという方は「手取りの25%」を目指してみましょう。ちなみに私はここからスタートしました。

手取り300万円であれば25%を貯金すると、年間「75万円」の貯金が可能になります。たった1年で1ヶ月の生活費が「18万円」の人は4ヶ月分の生活資金を確保することができるようになるので将来投資を考えている人には尚おすすめです。

こちらの貯蓄法は本田静六さんの「月給4分の1天引き貯金」をまねたものです。本田静六さんは「公園の父」と言われる方です。私にとっては「貯金、投資の父」です。著書もいっぱいあるのでよければご覧下さい。

基本的な考え方は「手取りの10%」の時と同じ。

違う点は賞与のない月の25%の貯金は結構ハードルが高いこと。

手取り20万円の月の貯金が25%になると「5万円」です。月に使えるお金が15万円まで下がってしまいます。それでも大丈夫な人は挑戦してみてください。

私が実践したのは「賞与のない月は2万円(10%)=10ヶ月で20万円」「賞与のある月は22.5万円=2ヶ月で55万円」でした。通常の給与と賞与を合わせれば問題なく貯金をすることができました。※例で上記の数値を用いていますが、最初はもっと少なかったです。

かといって極貧生活を送っていたわけではありません。友人と食事に行ったり、賞与があるときはロードバイクを買ったり、普通預金口座にお金が貯まったら海外に遊びに行ったりすることは普通にできるので安心してください。

1年分の生活資金が貯まったら私も投資を始めるようになりました。この部分については別の記事を書く予定です。

無駄な固定費を見直すこと

自動定期貯金の準備ができたら、次にすぐ行うのが「固定費の見直し」です。

効果的かつ1日でできてしまう固定費の見直し項目は以下の3つです。

  • 保険の見直し
  • 通信費(スマホキャリア)の見直し
  • サブスクの解約

ひと月あたり、どのくらいの上記にお金が支払われているかというと以下の通りです。

  • 保険 3.2万円 年間支出 38.4万円
  • 通信費 1.1万円 年間支出 13.2万円
  • サブスク 0.1万円 年間支出 1.2万円
  • トータル 4.4万円 年間支出 52.8万円
  • ※2022年度総務省統計データより

なぜ固定費を「すぐ」に見直すかというと、固定費の見直しは「即金性が高い」からです。収入を上げることはすぐにできることではありませんが、固定費の見直しは実施すれば翌月から無駄な出費がなくなります。そうすれば貯金がよりしやすくなりますよね。

①保険の見直し

主な対象は以下の3つ

  • 生命保険、健康保険、学資保険、年金保険
  • 火災保険
  • 自動車保険

それでは一つずつ見ていきましょう。

生命保険、健康保険、学資保険、年金保険

結論として言えば「生命保険」以外は全て不要です。「生命保険」だけは置かれている環境によって加入を検討する意味のある保険です。

まず、健康保険、学資保険、年金保険それぞれが不要である理由です。

【健康保険】

絶対、手を出してはいけない保険その1。

病気を患った時に払い戻しされる保険のことを一般的に「健康保険」と呼びます。病気を患うかもわからないのにも関わらず毎月又は毎年お金を支払うのはドブにお金を捨てる行為に等しいです。

じゃあ病気を患ったらどうするの?とおっしゃる方もいると思います。

日本には「高額医療費制度」というとても便利な医療制度があります。私もお世話になったことがあります。知っていて本当に良かったと思います。

ぜひ調べてみてください。※後日「高額医療費制度」についての記事を書く予定です。

【学資保険】【年金保険】

絶対、手を出してはいけない保険その2。

理由は学資保険と年金保険は保険会社がみなさんから預かったお金を「投資」に回して増やしています。投資で儲けた一部を会社の利益として抜き取り、満期になった時にマイナスにならないようにしています。要するに言葉が悪くなるのですが手数料という名の「中抜き」です。「中抜き」の金額が非常に大きく、途中解約のペナルティ(元本割れ)が酷いので加入することはおすすめしません。

【火災保険】

火災保険は必ず入る必要のある保険です。しかし無駄の多い保険でもあります。

結論は火災保険で年1万円以上支払っているのであれば見直し対象です。

理由は、手厚い(人によって異なる部分ももちろんありますが)保証でも年間1万円で事足りるためです。物損の補償込みで1万円以下もあります。

ただ火災保険の中身がよくわからないため、保険会社の言われた通りや賃貸会社の言われた通りに入っている方が多い印象です。

知り合いに5万円も支払っていて補償内容がすごく薄い人もいました。ちなみに私は年6,000円で、物損保証なども付いている火災保険です。格安であれば年2,000円などもあります。

まずはどんな保険があるのか調べてみることから始めましょう。比較検討するのが一番です。

価格.com(火災保険11社相見積もり)

※おすすめ火災保険や変更の際に気を付けるべき点の記事を後日公開予定。

【自動車保険】

自動車保険は入るべき保険と不必要な保険がはっきり分かれているのでわかりやすいです。

結論、「対人対物無制限」のみの保険のみ。弁護士特約はつけておくと良いです。車両保険は要りません。

対人対物は万が一発生した場合、一生かかっても返すことのできない借金を負うことになりかねません。そうなってしまうと、人生狂ってしまいますよね。

弁護士特約を付けておくと、厄介な相手だった際大活躍してくれます。叔父の体験談を聞いて「なるほどー」と感心しました。保険会社も無駄なお金を支払いたくないため、保険会社同士でぶつかり合うことも多々あります。特に相手方が話をひっくり返したりすると保険会社も困ることが多いです。この時に活躍するのが弁護士の方です。使えるものは使ってしまいましょう。

車両保険が不要な理由は「保険料が一気に上がる」からです。車両は自分の貯金で直してしまいましょう。車を直すための貯金はしっかりしておきましょう。

貯金するためには車を持たないほうがいいんじゃないの?という意見も聞きますが、地方となればそうもいきません。必要なインフラです。私の実家も車なしではもう・・・。

車の保険料はいくらが適正?という質問には非常に答えづらいです。理由は乗る頻度や排気量、年齢など様々な要因が加わるため、一概に「いくらが良い」と答えが出せないです。

ですが相見積もりができます。自分に合った保険会社を見つけましょう!

保険スクエアbang(自動車保険一括見積もり)

保険料金の目安は月5,000円以上掛けていると高いと思ってください。

②通信費の見直し

格安SIMへ切り替えましょう。これが全てです。

大手キャリアだと8千円〜1.2万円ほど毎月通信費が発生します。

格安SIMは選べば大体2千円程度です。

これだけで6,000円〜10,000円の削減につながります。

最近の格安SIMは電波が安定しています。私もmineoと呼ばれる格安SIMを利用しています。mineoはドコモ回線、ソフトバンク回線、KDDI回線の中から選ぶことができます。大手キャリアの回線を利用していうため、使えないといったことはありません。

ちなみにこの記事を書いている最中もスマホのテザリング機能を使って書いていますし、普段見ているYouTubeなども問題なくみることができています。月額1,300円程度です。

※オンラインスマホゲームを長時間される方などはラグなどが発生することがありますので要注意。

※通信費を見直す際のおすすめ会社やプランも後日記事にする予定です。

③サブスクの見直し

一度全部無くしてみること。意外と大丈夫だったりします。

全て無くして必要なサブスクのみ契約し直せば問題ありません。保険などと異なりペナルティがほとんどないことが多いので一度試してみてください。きっと使っていないサブスクが見つかると思います。

私を例で挙げると「マネーフォワードMe」の年間5,300円のみです。理由は下記で後述します。それ以外は全て解約して問題ありませんでした。

この3つを見直すだけで40万円以上年間に貯蓄できる金額が増えます。かなり大きなインパクトですよね。

生活水準を上げないこと

理由は、一度生活水準を上げてしまうと元に戻すには相当苦労するためです。

手取り額が100万円増えたからといって100万円分生活水準を上げてしまうと、また貯金ができなくなってしまいます。

お金が必要になる時は「いずれ」やってきます。

  • 結婚した時
  • 子供ができた時
  • 子供が学校に通い始める時

一人で生活をしている人たちは上記の3つは最低限、頭の隅っこに入れておくと良いと思います。

ただ結婚した時というのは共働きの時は別です。一緒に住めば単純に生活費が2倍になるわけではないので、むしろ貯めやすくなると思います。

生活水準を一定に保つようにしていれば、買い物をする際に「これは必要か?」と何気なく考えるようになっていきます。気づけば自分の買い物に対して自分の価値観で優劣を付けて買い物をするようになるでしょう。

生活水準を上げなければ、給与が上がった時に貯金額がグッと上がるので一気に貯まり始めます。貯金が趣味の人はおそらくこの快感にハマった人たちだと思います。

一方でお金を使わないということも勿体無いです。理由はお金は使ってナンボです。残念ながらあの世に持っていくことはできません。

おすすめは「10%貯金▶︎15%貯金」のような形で貯蓄率を上げつつ、貯金スピードを下げずに生活を豊かにしていくことがおすすめです。

どうせならお金を使いつつ貯金も進めていく、両方取りをしていくといいですね。

家計簿をつけること

最後に家計簿をつけること。

これは最初にやっておいても良いことです。まずは1ヶ月だけでも付けてみると違います。何に使ったのかわかるようになるだけで、無駄な出費が見えます。また趣味の出費が下がったことでストレスの原因になっていることに気づくこともできます。

私自身のおすすめはずっと続けること。そして家計簿を眺め続けること。これが大切だと思います。金銭感覚は意識しなければ磨かれないです。意識するためのツールとして家計簿を利用しましょう。

今は様々なスマホアプリがありますので、家計簿も簡単につけることができます。おすすめはマネーフォワードMeです。

参照:マネーフォワードMe(App StoreGooglePlay

上記は実際に私の使っている家計簿の1年間のグラフです。

銀行口座やクレジットカード、証券口座などと連携ができ、例えばスーパーで買い物をすると勝手に仕分けを行なってくれます。間違っている仕分けは自分で修正が必要ですが、一度修正すると次回以降自動的に以前修正した内容に沿って仕分けを行うため便利です。

おすすめは有料版。過去文を振り返ることが可能、銀行口座やクレジットなどの連携も際限なく連携することができます。月額プラン500円、年間プラン5,300円です。

無料版は記録が1年まで、銀行口座などの紐付けが4件までです。口座など最適化されている方はこれで良いと思います。

※マネーフォワードMeの私の使い方をまた別記事で作成予定

まとめ

貯金はやり方を知って、環境さえ整えて仕舞えば自動的に貯まっていきます。

その為には

  • なかったこと貯金をする
  • 固定費の見直しをする
  • 生活水準を留める
  • 家計簿を付ける

この4つを素直にやることがおすすめです。

貯金環境を作り、貯金するための固定費を見直し、生活水準を留め、家計簿を付ける。当たり前なのですがこれが貯蓄体質にする仕組みです。

今回は1日でできてしまう項目のみ取り上げましたが、様々な固定費の見直しができます。今後少しずつ記事にしていく予定ですので、楽しみにしていただけたらと思います。

じゃあねー!