無印良品がまた新しい素材で商品を作り始めましたね。
その素材は「カポック」
カポックってなに?
働いているたろうですら「?」となるレベルで聞いたことありません。観葉植物のカポックは知っていますけども・・・。
と言うことで今回は「カポック」ってなんだ?について話をしていきたいと思います。
カポックってこんなんです。
カポックとは昨今「サステナビリティ素材」素材として注目されている素材です。(「サステナビリティ=持続可能性」と言う意味です)今、求められていますよね。似たような言葉で再生可能とか色々ありますね。
カポックが何故サステナビリティ素材として注目されているかと言えば、使っている部分は木本体ではありません。利用しているのは木の実なので「木自体を切らない=再度木の実から採取できる」だから持続可能性を秘めた素材として注目されています。
主に東南アジアに樹勢していて、肥料や農薬もあまり使われていないため環境にも優しく、使う私たちにも優しいです。その上、木の実からは油も取られているため、その油も利用されて、且つ残った繊維は衣料品などに利用される一石二鳥どころか一石三鳥?な素敵な素材です。
木の実はこんなん。
この実を繊維化して無印良品で2023年から衣服が作られています。
カポックの特徴
実はカポックってただの繊維じゃないんですよね。
カポックの特徴①
重さが綿の8分の1。無印良品の得意分野の綿が霞むレベルです。天然繊維としては世界一と言っても過言ではなさそうです。私も色々調べてみましたが、衣服繊維として利用されている天然繊維ではカポックが「ダントツ1位」のようです。
カポックの特徴②
とにかくあたたかい。カポックの繊維の中は空洞になっていて暖かい空気がその空洞に集まるため暖かくなります。衣料品素材としては初春や初秋など寒くなっていくシーズンに使いやすい素材なんですよね。軽いと言う点と組み合わせると、カポックで軽さと暖かさを確保してアウターを利用すれば重さを感じずにファッションを楽しめそうです。
カポックの特徴③
繊維自体に塊ができにくいため洗濯後の復元力が高い=長持ちしやすい。これと対照的なのが天然素材で言えばウールが当たりますね。ウールは塊(玉)ができやすいので復元力は高いとは言えません。毛玉とかやたらできますよね。それをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
上記3つの特徴だけでも衣料品に向いている素材だと言うことがよくわかりますね。それにしてもどこから見つけてくるのやら。すごいわね。商品部の皆さん。
MUJI.netのカポックのページ
商品のタグには「木の実から生まれたカポック◯◯」と記載されています。
上記のページからカポックの特集ページに飛べます。
個人的には着る=肌に触れる商品なので一度店舗で肌触りなどを感じてみて欲しいと思います。
軽さは本当に面白いですよ!(ハードル上げてしまっていますが)
今年はパステルカラーが流行るのかパステルカラーが多い印象です。
好きな商品を買って環境に貢献ができるって素晴らしいね!
じゃぁねー!